レベルアップに必要な資格です
実務者研修とは、より質の高い介護サービスを提供するために作られた資格です。これは、介護初心者向けの介護職員初任者研修と呼ばれる資格からランクアップした内容となっています。介護業界で働きたいと考えている人は、ぜひ取得しておきたい資格の1つです。
実務者研修とは、より質の高い介護サービスを提供するために作られた資格です。これは、介護初心者向けの介護職員初任者研修と呼ばれる資格からランクアップした内容となっています。介護業界で働きたいと考えている人は、ぜひ取得しておきたい資格の1つです。
無資格から実務者研修にチャレンジする場合は、20科目のカリキュラム(受講時間は450時間)を受講する必要があります。また、保有している資格によっては受講免除できる科目もあります。介護の知識だけではなく、医療的ケアやこころと体の仕組みなどについても学びます。
実務者研修を取得するためには450時間の研修が必要です。研修の内容は、実務経験のみでは修得できない知識や技術がたくさん含まれています。実地で経験したことを振り返り、今までの手順は本当に正しかったのかなど、自分の介護技術について再確認できます。そうすることでレベルアップにつながるのです。
現在は介護福祉士の受験資格のハードルが上がっています。今後のキャリアアップや収入アップのためにも、介護福祉士の資格は取得しておきたいものです。そのスタートラインに立つためにも、実務者研修の資格は取得しておくと良いかもしれません。何故なら、実務者研修の資格があると、介護福祉士の実技試験が免除されるからです。
訪問介護事業所では、サービス提供責任者をつける必要があります。サービス提供責任者になるためには、実務者研修か介護福祉士のどちらかの資格を保有していることが望まれます。ヘルパー2級でもサービス提供責任者になることはできますが、それだと介護報酬が減額されてしまいます。事業所の経営を維持させるためにも、実務者研修の資格は重要です。
たん吸引や経管栄養は、以前は医療行為とされてきました。しかし、2012年に法律が改正されたことで、一定の研修を修了した介護職員は、一定の条件のもとでたん吸引や経管栄養ができるようになったのです。実務者研修でたん吸引や経管栄養について学び、資格取得後に実地研修を受けることで処置を行えるようになります。
訪問介護事業所やデイサービスや老人ホームなど、幅広い場所で知識や技術を活かせるようになります。リーダー格として勤務することも可能となるので、貴重な人材として受け入れられるでしょう。そうすれば仕事に対するやりがいを感じられるようになります。
実務者研修を受講するメリットはたくさんあります。いずれも介護に関する知識や技術のレベルアップにつながるものです。介護技術のレベルがアップできれば、現場で重宝されること間違いありません。また介護サービスについてより深く考えるきっかけになり、質の良い介護サービスが提供できるようになります。もちろん一朝一夕に身につくものではないので、少しずつレベルを上げていけるようにしましょう。